資料請求
無料見学
体験会
コラム

【初歩から学ぶからだのしくみ】なんでもないところでコケるワケ  

2022.06.08

みなさんこんにちは。
 

髪を切ったら「ヘルメットみたいだね」と言われた。長坂です。
 
 
 
さぁ今月も【初歩から学ぶからだのしくみ】をはじめていきましょう。※用語は基本音読みです
 
2回に渡って、下腿(膝~足首までの領域)の筋についてお伝えします。
 
 
 

なんでもないところでコケるワケ

 
 
さて、“なんでもないところでコケる”という経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
コケる原因は色々あると思いますが、あえて筋で説明をするなら前脛骨筋の名前が挙がるでしょう。

 
 
 

前脛骨筋とは

 

前脛骨筋[ぜんけいこつきん]は脛(すね)の外側にある筋で、脛骨[けいこつ]の外側面からはじまり、足首をまたいで足の骨に終わります。筋が縮むと足首の関節を動かし、つま先を持ち上げることで、歩くときにつま先を引きずらないようにしてくれる筋なのです。また、歩くときに足の裏が「ビタンッ」と勢いよく着地するのを防いでくれる働きもあります。

 
 

 
 

※学習している方用

 
●起始:脛骨外側面、下腿骨間膜
●停止:内側楔状骨(底面)、第1中足骨底(底面)
●作用:足関節の背屈(伸展)、内返し

 
 
 

前脛骨筋が疲れると…

 

長時間のウォーキングや山登りなどによって前脛骨筋が疲れると、上で挙げた前脛骨筋の働きが弱くなってしまいます。つまり「前脛骨筋の疲れ=つま先を持ち上げられない」ということなので、知らず知らずのうちにつま先が地面に近づいて行って…コケると。

 
 

このコケかた(?)は、地面の明確な障害物でコケるのではなく、つま先が下がっていった結果、普段ならありえないような隆起でコケてしまうため、いわゆる“なんでもないところでコケる”ということになるわけです。

 
 

特に高齢者の場合、一度の転倒で「骨折⇒寝たきり」になりやすく文字通り命取りなので、椅子に座ったままゆっくりとつま先を上げるような運動(トゥーレイズ)などを行いリスク管理とします。介護整体では常識ですね。

 
 
 

前脛骨筋への施術

 

営業や運送業など、歩き疲れた方などがいらしたら、前脛骨筋が疲れていると思って長めに施術をしましょう。母指・手根問わず圧迫をしたり、つま先を下方に倒すストレッチを行っても良いでしょう。

 

ちなみに、かの松尾芭蕉が灸をすえて奥の細道を旅したという有名なツボ「足三里」は、筋で言えばこの前脛骨筋に相当します。

 
 
 

(参考)※学生向け
足三里…脾骨頭の直下と脛骨粗面下端との中間、前脛骨筋中に取る。

 
 
 

押さえるポイント

・前脛骨筋とは

・高齢者の前脛骨筋はケアを

・歩き疲れには前脛骨筋!

 
 
 
 
 
 
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

東京リエイチ整体アカデミーは整体の資格が取得できる整体学校

基礎がしっかり学べることはもちろんプラスアルファの知識や手技も学べるのが魅力です♪

東京リエイチ整体アカデミーや整体にご興味がある方はぜひお気軽に学校にお越しください

↓↓                      ↓↓

▼無料見学・体験の申込みはこちら▼

https://reh-academy.jp/experience/

 

「東京リエイチ整体アカデミー」では、
経験や目的に合わせて
基本コースと多彩な選択コース
ご用意しています。
「将来何を目指すのか?」に合わせて
コースを組み合わせることができます。