脳脊髄液減少症

読み方

のうせきずいえきげんしょうしょう

脳脊髄液減少症とは

脳脊髄液減少症（のうせきずいえきげんしょうしょう）とは、体内を循環する脳脊髄液が何らかの原因で漏れ出すことで、十分に供給されない状態になる疾患です。

脳脊髄液は脳と脊髄を守るクッションの役割を果たしており、その減少は頭痛や吐き気、めまいなど、日常生活に影響を及ぼすさまざまな症状を引き起こします。

脳脊髄液は、脳と脊髄を外部の衝撃から守るバリアとしての機能を持っています。この液体は、脳室（のうしつ）の中で生成され、循環しています。また、老廃物の排除や栄養素の運搬の役割も担っており、そのバランスが崩れると、脳や脊髄にストレスがかかることになります。

脳脊髄液減少症の主な症状は、起立性の頭痛や、めまい、さらには集中力の低下や抑うつ状態など多岐にわたります。これらの症状は日常生活に支障をきたし、患者の生活の質を著しく低下させます。また、姿勢を変えることで症状が強まることも多いです。

整体や接骨においては、脳脊髄液の循環を改善し、体全体のバランスを整えることが症状改善につながるとされています。具体的には、身体のゆがみ改善や姿勢矯正といった手技が用いられます。

また、生活習慣の改善やストレスマネジメントも併せてアドバイスすることがあります。