整体師を英語でなんて言う?整体師としての英語でのコミュニケーションのコツ
整体師であっても英語を使う場面に遭遇することは少なからずあるでしょう。
その際にうまく英語でコミュニケーションがとれることで、外国のお客様も集客できたり、海外進出も視野に入れられたりする可能性が広がります。
今回の記事では整体師を英語で何というかをはじめ、整体師としての英語でのコミュニケーションについて解説していきます。
整体師が英語を学ぶべき理由
整体師に英語は必須ではないと思っている方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、昨今では日本に住む外国の方も多くみられるようになってきました。
また、世界的にみても日本に対する関心というのも高まってきており、これからより一層日本へ移住する方、旅行として長期的に訪れる方も多くなってくることが予想されます。
そのため、英語に対応しておくことはより顧客を広げるために、ある程度は覚えておくと良いでしょう。
英語対応のメリット
英語に対応することのメリットは様々なことが挙げられます。
まずは、上記にも記載しましたが顧客の層の拡大が見込まれることです。
これにより他院との差別化という点でも優位になることが考えられます。
また、グローバル展開が見込めるという点もメリットとなるでしょう。
業務中の用語以外も身につけることができれば、国外でも働くことができる可能性は上がります。
その他にも、海外での最新の技術や情報を学ぶことができるといった点もメリットとなります。
整体師は英語でなんて言うのか
まずは整体師を英語でどのように表現するのかを解説していきます。
こちらは仕事上だけでなく、日常会話でも自己紹介をするうえで使うことができるので、
是非覚えてみてください。
整体師の一般的な英語訳
整体師を英語で表現する際は、”bodywork therapist”という用語が一般的に使用されます。また、”manual therapist”といった言葉も整体師を指す際によく使われます。
これらの英語表現を理解し、適切に使用できることで、整体師として外国のお客様とスムーズにコミュニケーションを取ることができます。
各種整体に関連する用語
整体師として英語でコミュニケーションを行う際には、いくつかの専門用語も知っておきましょう。
例えば、”joint adjustment”(関節調整)、”soft tissue manipulation”(軟部組織操作)、”posture correction”(姿勢矯正)などの用語があります。さらに、”spinal alignment”(脊椎調整)や、”muscle tension”(筋肉の緊張)といった言葉も頻繁に使用されます。
これらの用語を適切に使いこなすことで、お客様に対して具体的かつ専門的な説明を行うことができ、整体師として外国のお客様との信頼関係を築く助けとなります。
施術前の英語でのコミュニケーション
ここからはより実践的な英語表現を紹介します。業務で使用できるフレーズを紹介していきますので、覚えて実践で使ってみるとよいでしょう。
まずは施術前に予約の取り方や問診までを解説していきます。
予約の取り方
施術前に外国のお客様とスムーズなコミュニケーションを取るためには、予約の取り方が重要です。
例えば、「How can I help you today?(本日はどのようなご用件でしょうか)」や「Are you looking to book a session?(予約を取られますか?)」といったフレーズを使い、お客様の希望を確認することができます。
また、予約の具体的な時間や日程を確認する際には、「What date and time works best for you?(ご都合のよい日時はありますか?)」や「Would you prefer a morning or afternoon appointment?(午前と午後のどちらの予約をご希望ですか?)」という表現が便利です。
整体師として、これらのフレーズを使いこなすことで、外国のお客様との円滑なコミュニケーションができ、顧客満足度を高めることが可能となります。
初対面の挨拶と問診
初対面の際に、外国のお客様とコミュニケーションを取るためには、適切な挨拶と問診が欠かせません。
まずは「Hello, nice to meet you. I’m a bodywork therapist.(こんにちは、私が整体師の○○と申します。)」と自己紹介をし、相手の名前も確認しましょう。
次に、健康状態や具体的な悩みを聞くために、「How are you feeling today?(今日はどのような感じですか?)」や「Do you have any pain or discomfort?(痛みや不快感などはありますか?)」などの質問をします。
このように、整体師として必要な情報を英語で自然に引き出し、お客様の状態を把握することが大切です。
施術中の英語でのコミュニケーション
次にご紹介するのは、施術中の英語表現です。
施術中の声かけや説明は整体師にとって必要不可欠なスキルとなります。
しかし、外国のお客様を相手にするのは日本人にとってとても難易度の高い物となることが多いかと思います。
うまく言えない場面もあるかとは思いますが、まずは勇気を出してここで紹介するフレーズを使ってみることで、お客様のお悩みを解消する糸口となるかもしれません。
体の状態や痛みの説明
施術中のコミュニケーションは、お客様の体の状態や痛みを正確に理解するために非常に重要です。
「How does your body feel today?(今日の体調はいかがですか?)」や 「Do you have any specific areas of pain?(特定の痛みのある箇所はありますか?)」といった質問が役立ちます。
また、「Can you describe the type of pain?(痛みの種類を教えていただけますか?)」という質問も有効です。
これによって、お客様の症状をより正確に把握し、適切な整体手技を選択することができます。
リラックスするための声掛け
施術中にお客様がリラックスできるように声掛けを行うことも重要です。
「Please relax and take deep breaths.(リラックスして深呼吸をしてください」」や 「How is the pressure? Is it comfortable?(力加減はどうですか?快適ですか?)」といった声掛けは効果的です。
また、「If you feel any discomfort, please let me know.(もし不快感があれば教えてください)」と知らせることで、お客様は安心して施術を受けることができます。リラックスした状態で施術を受けることで、体の緊張がほぐれ、整体の効果が高まります。
施術後の英語でのコミュニケーション
施術後には自宅でできるアフターケアの方法や次回の予約など、お客様の不調の解決やリピートのための重要なコミュニケーションです。
以下の表現を覚えて、顧客獲得や課題解決に向けて活用してみてください。
アフターケアの説明
施術が終わった後には、アフターケアの重要性をお客様に伝えることが大切です。
英語では、「It’s important to follow these aftercare instructions to maintain the effects of today’s treatment.(今日の施術の効果を維持するために、アフターケアを行うことが重要です。)」と言います。
ストレッチや休息、適度な運動を勧める際には、「Make sure to do some gentle stretching and take plenty of rest today.(今日は軽くストレッチをして、十分に休息を取るようにしてください。)」ということもできます。
また、食事や飲み物に関するアドバイスも必要な場合は、「Avoid heavy meals and drink plenty of water.(重い食事を避け、水をたくさん飲んでください。)」と伝えましょう。
アフターケアの説明をしっかり行うことで、お客様の満足度が高まります。
次回予約の提案
施術後には次回の予約を提案することも重要です。
英語で次回予約の提案をする際には、「Would you like to schedule your next appointment now?(次の予約を取っていかれますか?)」と尋ねると良いでしょう。
また、具体的な日時を提案する場合には、「How about scheduling your next session for next week?(来週はご都合いかがですか?)」といった表現が適しています。
外国のお客様が予約を考える時間が欲しい場合には、「Feel free to think about it and let us know when you are ready.(ぜひご検討いただき、決まり次第お知らせください。)」と伝えることも効果的です。
次回の予約を取りやすくすることで、継続的な施術が受けられるようになります。
専門用語とその応用
ここでは整体師がよく使う専門的な用語の英語表現をご紹介していきます。
これらを覚えておくことで専門性が高まり整体師としての信頼を得られる可能性が高まります。
技術や手法に関する用語
整体師として外国のお客様に施術を行う際、専門的な用語も適切な英語表現を用いることでコミュニケーションが円滑になります。
まずは一般的な技術や手法に関する用語を理解しておくことが重要です。
例えば、「骨格矯正」は”chiropractic adjustment”と表現されます。また、「筋膜リリース」は”myofascial release”といいます。他にも、「指圧」は”acupressure”、「ストレッチ」は”stretching”と表現されます。
これらの用語を使いこなすことで、外国のお客様に対して専門的な説明を行うことができます。
身体の部位に関する用語
施術中に外国のお客様の身体の部位について説明する必要がある場合、適切な用語を使うことが重要です。
例えば、「肩」は”shoulder”、「腰」は”lower back”、「膝」は”knee”、「首」は”neck”といった基本的な部位の名称を知ることは必須です。
また、整体やマッサージに関連する「筋肉」は”muscle”、「関節」は”joint”という単語も頻繁に使用されます。
これらの英語表現を使いこなすことで、外国のお客様にも正確な情報を伝えることができ、信頼関係の構築にも役立ちます。
外国のお客様との文化的な配慮
整体師として外国のお客様を迎える際には、文化的な配慮が非常に重要です。日本とは異なる文化背景や価値観を持つお客様とのコミュニケーションは、適切に行うことで信頼関係を築くことができます。また、文化差を理解し尊重することで、より良い施術体験を提供することが可能になります。
文化差によるコミュニケーションの違い
各国の文化にはそれぞれ異なるコミュニケーションスタイルやマナーが存在します。例えば、欧米のお客様は直截的なコミュニケーションを好む傾向がありますが、アジア圏のお客様は間接的な表現を好むことが多いです。英語でのコミュニケーションにおいても、この違いを理解しておくことが重要です。
また、敬意を持った態度や丁寧な言葉遣いも大切です。英語における丁寧な表現方法や、お辞儀の仕方など、日本独自のマナーを知ってもらうことも、外国のお客様に対する配慮と言えるでしょう。しかし、相手の文化に合わせた挨拶や対応をすることが最も重要です。
整体師を英語でなんて言う?整体師としての英語でのコミュニケーションのコツ|まとめ
外国のお客様は、それぞれの国や地域の整体やマッサージの経験を基に期待を持って訪れます。そのため、施術前にしっかりと期待を確認し、具体的な施術内容を説明することが大切です。「What are your expectations from this session?」や「Is there any specific area you want us to focus on?」などの質問を通じて、お客様のニーズを把握しましょう。
さらに、施術後のアフターケアについても丁寧に説明することが大切です。特にアメリカやヨーロッパのお客様は、具体的なセルフケア方法や次回の施術についてのアドバイスを重視する傾向があります。このような細かな配慮が、お客様の満足度を高め、リピーターとして再来してもらうための鍵となります。
整体師として、英語でのコミュニケーションスキルを向上させるだけでなく、異文化理解を深めることで、外国のお客様にも安心して施術を受けてもらえる環境を提供することができます。
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