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後脛骨筋機能不全

読み方
こうけいこつきんきのうふぜん

後脛骨筋機能不全とは

後脛骨筋機能不全(こうけいこつきんきのうふぜん)とは、足首の内側にある後脛骨筋という筋肉が正常に機能しなくなる状態を指します。

この筋肉は足のアーチを支え、歩行時に体重を支えながらバランスを保つ役割を持っています。後脛骨筋が機能不全になると、足のアーチが低下し偏平足になることがあり、足首の安定性が失われるため、痛みや疲れやすさなどの症状が現れます。

後脛骨筋の役割と特徴

後脛骨筋は下肢の深層に位置し、下腿骨間膜から始まり、足の内側を通って足の内側縦彎(アーチ部)に付着する筋肉です。この筋肉の主要な役割は、足の内側のアーチを形成・維持し、歩行やランニングの際に足をしっかりと地面に押し付ける力をサポートします。

日常生活においてこの筋肉の役割は見落とされがちですが、その機能が損なわれると大きな影響を及ぼします。

後脛骨筋機能不全の原因

後脛骨筋機能不全は様々な原因によって引き起こされますが、主に以下のような要因が挙げられます。

  • 過度な運動や負荷:特にランナーやスポーツ選手は、アーチを支える筋肉に繰り返しストレスをかけることがあり、これが原因で筋機能が低下する場合があります。
  • 加齢による変性:加齢によって筋肉や腱が弱くなり、機能不全のリスクが増加します。
  • 過去の外傷:足首のひねりや捻挫が整骨的に不完全に治癒した場合も、機能不全の引き金となる可能性があります。

後脛骨筋機能不全へのアプローチ

後脛骨筋機能不全へのアプローチは、症状の程度と原因に応じて多岐にわたります。一般的なアプローチには以下の方法があります。

  • 運動療法:ストレッチや筋力トレーニングを通じて筋肉の機能を改善します。特に、足のアーチを再構成するためのトレーニングが行われます。
  • 装具の使用:偏平足などをサポートするために、特別なインソールやアーチサポートを使用して痛みや負荷を軽減します。
  • 手術:重度の場合には、医療機関にて筋肉や腱の再建手術が検討されることもあります。