母指CM関節症
読み方
ぼしシーエムかんせつしょう
母指CM関節症とは
母指CM関節症(ぼしシーエムかんせつしょう)とは、親指の付け根にある関節、特に大菱形骨と第一中手骨との間にある関節に生じる変形性関節症のことです。
この関節は、親指を反らせたり、物をつまむ動作を可能にする重要な部分です。日常生活では頻繁に使われ、加齢や過度の使用によって関節の軟骨が摩耗し、痛みや変形を引き起こすことがあります。親指の付け根が痛くなったり、つかむ力が弱まったと感じたりする場合、この病気が疑われます。
母指CM関節症の原因と症状
母指CM関節症の主な原因は、関節の軟骨が徐々に摩耗することによるものです。この摩耗は、主に加齢によるものですが、過剰な使用や怪我によっても進行します。中年以降の女性に多く見られますが、職業やスポーツによっては若年層にも発症することがあります。
症状について
症状としては、親指の付け根の痛みや腫れ、こわばりなどが挙げられます。特に、ペットボトルのキャップを開ける、鍵を回すようなひねり動作で痛みを感じることが多いです。また、関節が外観上変形していることに気付くこともあります。
予防策と日常生活での工夫
母指CM関節症を予防するためには、過度な使用を避けることが重要です。特に反復的で親指に負担のかかる動作は長時間続けないようにしましょう。
予防のためのポイント
- 適度な休憩を取り入れながら作業する。
- 親指に負担をかけない姿勢で日常生活を送る。
- ウォームアップやストレッチを取り入れ、関節の柔軟性を保つ。
- 負担が大きい場合は、サポーターなどを使用する。
このように、日常の中でできる工夫を取り入れることで、母指CM関節症の予防につながります。自分の手を大切にし、症状が現れたら早めに専門家に相談することが推奨されます。