腱鞘炎
腱鞘炎とは
腱鞘炎(けんしょうえん)とは、骨と筋肉をつなぐ腱が通る「腱鞘」と呼ばれるトンネル状の構造で炎症が起こる状態を指します。
この症状は、主に手首や指に発生しやすく、繰り返し同じ動作を行うことで、腱と腱鞘の間に摩擦が生じ、炎症に至ることが多いです。腱鞘炎は、例えばパソコンでの長時間タイピングやスマートフォンの過度な使用、楽器の演奏などが原因で引き起こされることが多く見受けられます。
腱鞘炎の原因
腱鞘炎の主な原因は、同じ動作や姿勢を繰り返すことによって起こる過労と言えます。特に職業や日常生活における動作が大きく影響します。例えば、長時間のコンピューター作業が必要なオフィスワーカーや、手作業が多い職業の方々は、腱鞘炎になるリスクが高まります。
手首に負担をかけると、腱と腱鞘が摩擦を起こしやすくなり、それが炎症につながります。また、スポーツ選手では、テニスやゴルフ、バドミントンなどのラケットスポーツを頻繁に行うと、腱鞘炎を発症することがあります。
腱鞘炎の症状
腱鞘炎の主な症状には、患部の痛みや腫れ、動かしにくさなどがあります。痛みはじっとしているときよりも、手を動かしたときに強く感じることが多いのが特徴です。朝起きたときに手がこわばるといった症状もよく見られます。
症状が進行すると、患部に熱感を伴うことがあり、握力が低下することで日常生活に支障をきたすこともあります。特に、親指や手首に症状が出るドケルバン病や、指を曲げたときに引っかかりやすくなるばね指などの形で現れることもあります。
腱鞘炎の改善と予防
腱鞘炎の改善には、まず患部を安静にし、疲労を蓄積させないことが重要です。
また、予防のためには、長時間同じ動作を繰り返す際には適度な休憩を取り、日常生活においても無理な負担をかけないことが大切です。さらに、ストレッチやエクササイズを日常に取り入れ、筋力を強化して負担を軽減することも効果的です。