遠赤外線
遠赤外線とは
遠赤外線(えんせきがいせん)とは、電磁波の一種で、赤外線の中でも波長が長く、3μmから1000μmの範囲にあるものを指します。
遠赤外線は人体に吸収されやすく、その結果として、内部から暖かく感じる特性を持っています。この特性は、整体・接骨業界で非常に有益とされ、様々な施術やリラクゼーションの場面で利用されています。
遠赤外線は、日常生活の中でも既に馴染み深いものであり、例えば、こたつや電気カーペットに使われています。これらの製品は、遠赤外線の特性を利用して、体を芯から暖めることで快適さを提供します。同じ原理が整体や整骨の施術においても活かされ、身体の深部にある血流を改善したり、筋肉の調子を整えたりするために用いられているのです。
遠赤外線の効果
遠赤外線がもたらす主な効果の一つは、血行促進です。遠赤外線は、皮膚を通過し、その下の筋肉や血管にまで届くことで、体の深層まで温める作用があります。この作用により、血液の流れが良くなり、新陳代謝が向上するのです。また、血行が促進されると、酸素や栄養素の運搬がスムーズになり、体の組織が元気を取り戻します。
さらに、遠赤外線による血行促進は、こりや痛みの軽減にも効果を発揮します。温熱効果によって筋肉がリラックスし、緊張が和らぐことで、痛みが軽減されるのです。このため、肩こりや腰痛といった慢性的な症状を抱える方に、遠赤外線は非常に有効なアプローチとなります。
整体・接骨における遠赤外線の応用
整体や接骨の施術の場では、遠赤外線を利用した器具がよく用いられています。例えば、遠赤外線ヒーターや温熱器が一般的で、施術の前や施術中に使用することで、筋肉の柔軟性を高め、施術効果を最大化することができます。
また、遠赤外線を利用した施術マットやシーツもあり、施術ベッド全体を温めることで、リラックス効果を促進します。これにより、患者さんはよりリラックスした状態で施術を受けることができ、体が温まることで自然治癒力を高めることが期待されています。
具体的な事例と注意点
整体・接骨院での具体的な遠赤外線の利用事例には、冷え症の改善やリハビリテーション訓練のサポートがあります。冷え症に悩む患者様には、遠赤外線ヒーターを使用することで、手足の末端まで温め、血流を良くする施術が行われることが多いです。これにより、改善が見られたケースも少なくありません。
一方で、使用にあたっての注意点も存在します。遠赤外線は非常に安全な技術ですが、継続的・長時間の使用は避けるべきです。なぜなら、過度な温熱はかえって皮膚トラブルを引き起こす可能性があるためです。施術者は遠赤外線の効果とその限界を理解し、適切に利用することが求められます。