山口 創Hajime Yamaguchi
担当教科
PICK UP
・東京リエイチ整体アカデミー教育特別監修
・桜美林大学教授
・臨床発達心理士
・JOCDP認定臨床発達心理士
実績・経歴
1967年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。専攻は、臨床心理学・身体心理学。聖徳大学人文学部講師を経て、現在は桜美林大学教授。臨床発達心理士。「触れる」ことをテーマに、20年に渡り研究。セラピストをはじめ、子育て、看護など様々な人を対象に幅広く研究を行っており、流派に捉われずエビデンスのある触れ方の質について追及。特に幸せホルモンである「オキシトシン」を分泌させるための触れ方について研究している。アカデミーの理念・教育方針に共感し、以来、教育特別監修として、アカデミーで行っているカリキュラム内容の維持・推進に関わっている。
・成書『 からだとこころのコリをほぐそう』(川島書店)
・成書『手の治癒力』(草思社文庫)
・成書『子供の「脳」は肌にある』(光文社新書)
・成書『皮膚感覚から生まれる幸福』(春秋社)
など著書多数
インタビューINTERVIEW
“触れること ”にこだわれる、数少ない学校
施術者業界では、どうしても対象物が骨や筋肉になりがちです。これは施術所に来るお客様の愁訴(お悩み)の不快感が骨筋から発していることに由来します。しかし、元を辿れば愁訴の殆どは慢性的なストレスによる不安など、心理的な状態に起因しているため、身体への施術と並行して心へのアプローチも大切だと言えます。私の研究分野は、この「心と身体の繋がり」であり、特に“触れる”ことを専門に取り扱っています。手技療法的には“手当て”の研究です。触れる・手当てという謂わば動物的な行為が及ぼす影響は、近年、多くの研究者、医療従事者、施術者から注目を集めており、今や個体の身体精神的な効果だけでなく対人関係や母子関係に及ぶことが分かっています。
また、その触れるという行為は「自分よりも他者から」「素人よりプロから」行われることでより有効に働き、また触れ方や触れる部位でも効用が異なると言われています。
東京リエイチ整体アカデミーでは、骨や筋肉はもちろんのこと、このような“手当て”の理論を上手に整体に組み込み、施術を皮膚接触から捉え、「人に触れること」に真摯に向き合って教育をしている数少ないスクールです。